せつない瞬間

相変わらず中央線の終電は混んでいた。前に立つおじさんの肩越しに女子大生らしき女の子が打つ携帯の画面を見ていたら、どうやら中国の人のようで、中国語をgoogle翻訳で日本語に訳そうとしていた。

どんなことを言おうとしてるんだろう、とテキストが変換されるのを待っていたら、

「私からは もうあなたに連絡をとりません」

だって。

せつない土曜日。