チークタイムに比肩しうるなにか

この前タクシーに乗っていた時に、運転手がBGMでオールディーズの曲をかけていた。

「青い影」だったかな。

あの年代の曲が好きなので声をかけてみると、「自分の若いころはディスコのチークタイムで毎回こういう曲がかかっていて、気になる女の子に声をかけて、、、今で言うナンパですよ」

なるほど。

今でいうナンパと同じような行為なのかもしれないけど、ムーディな音楽のもとで行われるそれは今のナンパとはずいぶん離れているように感じるし、今のそれよりは情緒がるよなーと勝手に想像していた。

今の若者の生活の中で、当時のチークタイムみたいなゆったりとした時間が流れる瞬間ってどれくらいあるのだろうか?

そもそも男女の出会い方が大きく変容しているなかで、例えば文字情報が最初の印象になるような社会で、ロジカルじゃない、意味合いに重きを置かない出会いってどれくらいあるんだろうか。。。

とめちゃくちゃ考えてしまった。別にナンパの必要ない私にしたってチークタイムのような情緒のある時間って1か月の中に数えるほどもないし。昔が良いって話じゃないんだけど、そういうロマンチックな感情になれる時間って今の生活の中でどれだけあるんだろう?